DOUGU HIKAKU ・ METAL PAINTING

倉庫の外壁・鉄扉を
DIYで塗装する方法

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水性・油性の違い、サビ落とし、下塗り、養生、安全装備まで。塗る前の準備をしっかりすると、仕上がりと持ちが変わります。

まずここをチェック

何㎡で何kg必要? かんたん計算

面積と使用量を入れるだけで、必要な塗料量の目安がすぐ分かります。買いすぎ・不足防止の目安に使えます。

必要量の目安:9.24 kg

※塗料ごとに標準塗布量が違います。メーカー表示を優先してください。L(リットル)とkgは同じではありません。

鉄部塗装は「塗る前」が重要

サビや浮いた古い塗膜を残したまま塗ると、新しい塗膜も下からはがれやすくなります。基本は「サビ・旧塗膜を落とす → 汚れと油分を取る → 養生 → 必要ならサビ止め → 上塗り」です。

まず素材を確認する

倉庫の外壁や扉には、鉄、トタン、ガルバリウム鋼板、アルミなどがあります。鉄部用と書かれた塗料でも、すべての金属に使えるとは限りません。ガルバリウムやアルミなどは、必ず製品の「塗れるもの」を確認します。

サビ落とし・下地処理

広い面はグラインダー

扉全体や外壁など広範囲にサビや古い塗膜がある場合は、ディスクグラインダーを使うと作業時間を大きく短縮できます。ワイヤーカップや研磨ディスクを使い、同じ場所を削りすぎないよう注意します。

細かい部分は真鍮・ワイヤーブラシ

角、蝶番、ボルトまわり、溝などは手持ちブラシが便利です。軽いサビなら真鍮ブラシ、強いサビならスチールワイヤーブラシなどを使い分けます。

研磨作業では金属粉やサビ粉が飛ぶため、保護メガネ・手袋・防じんマスクを使用します。

研磨したら粉・汚れ・油分を落とす

研磨粉が残ったまま塗ると密着不良の原因になります。ウエスでしっかり拭き取り、油分がある場合は使用する塗料メーカーが指定する方法で脱脂します。

ラッカーシンナーなど強い溶剤は、旧塗膜や樹脂部品を傷めることがあります。何でも同じシンナーで拭くのではなく、塗料の説明書や指定のうすめ液・洗浄剤を優先します。

下塗り・サビ止めは必要?

サビの出た普通の鉄部では、「サビを落とす → サビ止めを下塗り → 上塗り」が基本的な考え方です。サビ止めは防錆だけでなく、上塗りとの密着を助ける役割もあります。

一方、「サビの上から塗れる」「サビ止め剤配合」「下塗り不要」と表示された塗料もあります。この場合は製品指定を優先します。逆に特定の下塗りを使わないよう指定される製品もあるため、上塗り塗料の施工条件を必ず確認します。

水性塗料のメリット・デメリット

メリット

臭いが比較的少なく、道具を水で洗える製品が多いためDIYで扱いやすいです。住宅の近くや人が出入りする倉庫でも使いやすい傾向があります。

デメリット

製品によって対応素材や耐久性の差があります。「水性だから全部同じ」と考えず、屋外用・鉄部用・防錆性・ガルバリウム対応などの表示を確認します。

油性塗料のメリット・デメリット

メリット

屋外鉄部やトタン向けの商品が多く、防錆性・密着性・耐候性を重視した製品を選びやすいです。

デメリット

溶剤臭が強く、乾燥中も臭いが残る場合があります。換気が必要で、刷毛やローラーの洗浄に指定のうすめ液が必要になる製品もあります。

ホルムアルデヒドより、まず溶剤蒸気に注意

屋外用の油性鉄部塗料をDIYで使う場合、作業時にまず注意したいのは有機溶剤やVOCの蒸気です。閉め切った倉庫内では臭いがこもりやすいため、十分に換気します。

研磨粉用の防じんマスクと、有機溶剤蒸気に対応する防毒マスクは用途が違います。製品の注意表示やSDSを確認し、必要な保護具を選びます。

手はかなり汚れる

サビ落としでは赤茶色の粉が付き、塗料が付くとさらに落としにくくなります。ニトリル手袋や長袖の作業着を用意しておくと楽です。塗料を落とすためにシンナーで直接手を洗うような使い方は避けます。

マスキング・養生は必須

取っ手、鍵、蝶番、ゴム部分、壁との境目、窓、床など、塗料が付いて困るところを先に養生します。ローラーは細かな飛沫が飛ぶため、「ここまでは飛ばない」と思う場所より広めにマスカーやシートを敷く方が安心です。

コンクリートに油性塗料を落とさない

コンクリートは細かな凹凸や孔があり、油性塗料が入り込むと乾燥後は非常に取りにくくなります。床はマスカー、養生シート、ブルーシートなどで広めに保護し、塗料缶を置く場所にもシートを敷きます。

ローラー用の竿があると効率アップ

広い外壁やシャッターを塗るなら、ローラー用の延長ポールがあると作業効率がかなり上がります。高い位置まで届きやすくなり、脚立の上り下りや移動回数を減らせます。広い面を一定方向に塗り進めるときにも便利です。

ただし、長い竿は先端がぶれやすいため、細かい部分や力を入れたい場所には不向きです。広い平面は延長ポール、端や角は短いローラーや刷毛と使い分けます。

塗装の流れ

1. 素材と状態を確認
鉄・トタン・ガルバリウムなどを確認します。
2. サビ・浮いた塗膜を落とす
グラインダー、ワイヤーブラシ、真鍮ブラシなどを使います。
3. 粉・汚れ・油分を落とす
ウエスで拭き取り、必要に応じて適切な方法で脱脂します。
4. マスキング・養生
床、取っ手、鍵、ゴム部分などを保護します。
5. 必要ならサビ止め
使用する上塗り塗料の指定を確認します。
6. 上塗り
広い面はローラー、端や角は刷毛を使います。
7. 指定時間乾燥
塗り重ね時間と通常使用までの時間は別なので注意します。

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